うなる

犬は日常生活の中で権力の順序をつけています。
犬が飼い主に対してうなったり噛み付いたりするのは、自分の方が順位が上と考え、権利を主張しているからです。こうした犬は、気に入らないことや嫌なことをされたときは、自分の権力が上だと主張してくるので、叱ってもうまくいきません。余計反撃してくるはずです。
このような犬に対して、まず教えるべきことは、犬に『自分は飼い主のおかげで生活している』と認識させることです。自分が飼っている犬をついつい甘やかしてしまうのは、よくありがちなことですが、飼い主がリーダーにならなくてはなりません。

■チェックポイント■
●アイコンタクト●
犬の名前を呼び、飼い主に注目させる。
飼い主を注目したら褒める。

●催促に応じない●
食事や散歩の時間は、飼い主が決める。催促されることは、
犬の命令なので、催促されても応じてはならない。

●堂々とふるまう●
堂々と落ち着いた態度で犬に接する。

●常に飼い主が優先●
扉を出入りするときは、必ず飼い主が先に。ソファーやイスに犬が
先にいる場合は、どけて座るようにする。
食事も飼い主が先に口をつけてから犬に与える。

●触られることに慣らす●
優しく声をかけながら、身体をマッサージし、全身を触られることに
少しずつ慣らさせる。

●犬と仲良くなる●
散歩や遊びを通じて犬が喜ぶ楽しいことを、一緒にして犬と仲良くなる。

●フセをさせる●
飼い主の側で、長時間フセをさせる。

●散歩のマーキングから性格を改めさせる●
マーキングをしようとしたら、リードを短く持ち引っ張り、そのまま歩き
続ける。そして適当な場所で立ち止まり、排便させるようにする。